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宇宙を駆けるよだかのネタバレ結末ブログ

ブスと美人の入れ替わり漫画「宇宙を駆けるよだか」のあらすじ、ネタバレ、感想、無料試し読みを紹介

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セカンド・マザー~ひかるの場合~ネタバレ結末 第4話

セカンド・マザー~ひかるの場合~ネタバレ結末

西田家の正式な里子になったひかるくんは、少しずつ心を開いてなじんできたものの、仁美が拝んでいた仏壇の「コーちゃん」の遺影を見て嫉妬し、めちゃくちゃにしてしまいます。

それを見た仁美はショックを受けて、ついひかるくんに手を上げてしまいますが・・・。

作品名:「セカンド・マザー~ひかるの場合~」

作者: あしだかおる・渡辺やよい

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この漫画は電子コミックで試し読みができます。

※1巻にまとめられた電子コミック版は、まんが王国先行配信。ほかではまだ読めません。

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「ひかるの場合」第四話のあらすじとネタバレ

思わず手をあげてしまう仁美

ひかるが踏みつけて、ばらばらになってしまった亡き息子・光太の遺影。

「ひどいわ、ひかる君、なんてことを・・・」

仁美はひかるを必死に止めようとするが、とうとうひかるは光太の位牌まで壊そうとし、つい手が出てしまった。

「それはだめっ、やめて、やめなさい!」

暴れてどうしようないひかるに噛みつかれ、光太の大切な位牌まえ壊されそうになり、仁美はとうとうカッとなって頬を叩いてしまったのだ。

勢いで倒れ込んでしまうひかる。

「ひかる君、ごめんなさい、大丈夫?」

我に返り、仁美は自分がしでかしてしまった行為にオロオロとしてしまう。

仁美とひかるを仲直りさせようとする圭吾

ひかるは顔をしかめて走り去り、仁美はひとりではどうにもならなくなって仕事中の圭吾にメールでSOSを飛ばした。

圭吾は慌てて帰り、仏間の惨状と妻の意気消沈した姿に驚く。

「圭吾、私、失敗しちゃった」

頭ではひかるは光太ではない、とわかっていたはずなのに、心のどこかでふたりを重ねてしまっていた仁美。

「私、思わずひかる君をぶってしまったの。
もうだめ、もうおしまいだわ」

圭吾はふたりの仲を修復するため、ひかるの部屋を訪れた。

仁美がひかるに謝りたいと思っていること、そしてひかるもまた人が大事にしているものを踏みにじったりしてはいけないと伝える。

「出ておいで、一緒にごはんを食べよう」

優しく諭す圭吾に、ひかるは部屋から出てきた。

圭吾はやきそばをつくってひかると仁美に食べさせるが、まるでお通夜のようにしーんとしたふたり。

他人の子を育てる覚悟とは

仁美はすっかり落ち込んでしまい、現実から逃げようとしていた。

「ひかる君のママになるなんて、私には無理だったのかな」

「君の覚悟って、その程度だったのか?
わけありの他人の子を育てるんだ。大変なのはわかっていたはずだ!」

もとはといえば、子供を引き取ると言い出したのは仁美がはじめたこと。

圭吾は仁美の覚悟のなさに、苛立っていた。

「わたしだってわかっている!でも、コーちゃんのこと忘れられない!」

「君はまた現実から逃げるのか。
だったら光太を僕に返してくれ!」

光太を失った悲しみに苦しんでいたのは、仁美だけじゃない。

圭吾もまた、息子を亡くしたという心の傷を抱えていたのだった。

光太を交通事故で失った思い出

仁美は光太を交通事故でなくしたあの日のことを思い出す。

手を繋いでおでかけして、近所の奥さんと立ち話をして、ほんのすこしだけ目を離した一瞬。

光太は猫を追いかけて、道路で車にはねられたのだった。

たった数分の出来事で、最愛の息子をなくした自分たち夫婦。

圭吾は決して仁美を責めず、いつもやさしくしてくれて生きる気力を取り戻していったのだ。

仁美はやっと、自分の悲しみばかりにとらわれて、ひかるにも圭吾にも思いやれていなかったことに気づいた。

光太の遺品をしまいこむ仁美

部屋に閉じこもるようになったひかるに、今一度歩みよろうとする仁美。

ひかるは、仁美が髪をかきあげる動作をしただけでビクリ、と体をふるわせた。

一度手をあげてしまったことで、ひかるは仁美が虐待する人間だと思いこんでしまったのだ。

少しずつ築いてきた信頼を、自分が壊してしまった。

もう逃げない、と仁美は決意し、ひかるに仏間のお片付けを一緒にしてほしいと提案する。

割られてバラバラになっていた「コーちゃん」の遺影。

「この男の子はね、私の子供で光太っていうの」

仁美はひかるに、光太が交通事故で亡くなったことや、光太が好きだった絵本の話をした。

光太の遺品をすべて箱に収めて、押し入れの中にしまう。

『ママがいつかあなたのところにいくまで、
しばらく待っていてね。コーちゃん』

しまいこんだ遺品に心の中で語りかけながら、肩をふるわせる仁美を、ひかるはじっと見つめる。

今はひかる君がうちの子

「ひかる君はどんな絵本が好きかしら。
一緒に図書館にいこうか」

そしてひかるが選んだのは、光太が大好きだった絵本だった。

「読んで」

ひかるが初めて「何かしてほしい」とおねだりし、仁美はひかるを抱っこして絵本を読んでやる。

それは昔、コーちゃんにしてあげたことと、同じ感触だった。

『何もかも、もう一度やり直せる』

仁美は圭吾に光太の遺品をしまったことを話し、「今はひかる君がうちの子」だという

圭吾は光太を忘れる必要はないし、ずっと心の中に生きているんだ、と答える。

「ひかるの場合」第四話の感想

たぶんこのお話を読んでいる方の中には、仁美があまりにも覚悟がなく、フラフラしている部分について苛立ちを感じた方もいるのではないでしょうか。

息子を亡くし、その心の隙間を埋めるようにひかるくんを引き取った仁美。けれど虐待を受けてきたひかるくんを育てるということは生半可なものではなく、自分の心を埋めるどころかかえって自信を失わせる結果になっています。

でも、子供をなくしたお母さんの心を考えてみると、仁美を責めるような気持ちになれません。可愛くて仕方がない、幼かった息子をほんの数分間の出来事で永遠に失ってしまう。その喪失感は、何をやっても埋められないはずです。

苦しくてどうしようもなく、仁美が少し息子に似ていたひかるくんに救いを求めるのは、致し方ないことだったのではないかと。圭吾は仁美の弱さも含めてしっかりと守り、ひかるを育てたいという妻の思いを尊重して自ら積極的に子育てに関わっています。

けれど、それは圭吾自身は息子の死が平気だったというわけではなく、彼なりに心の傷を抱えていることが今回のエピソードでわかりました。

「あの子を僕に返してくれ!」と、今まで一度も夫から責められたことのない仁美が、そう言われてやっと苦しんでいたのが自分だけじゃないんだと気づき、現実に向き合っていくために「大事なコーちゃん」の遺品をすべて押入れにしまいこむ。

それは亡くなった我が子を忘れるためではなく、ひかるくんともう一度「家族」としてやり直すために必要なことでした。

本人にはとてもつらい決断だったでしょうが、心の区切りというかけじめをつけて、「今はひかる君がうちの子」と前を向いて生きていこうとする仁美に、感動したお話でした。


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第5話のレビュー

yodaka.hateblo.jp

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