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宇宙を駆けるよだかのネタバレ結末ブログ

ブスと美人の入れ替わり漫画「宇宙を駆けるよだか」のあらすじ、ネタバレ、感想、無料試し読みを紹介

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Say,good-bye 漫画ネタバレ 中野純子「盛春少年」

中野純子先生の遺作となる珠玉の短編漫画集「Say,good-bye」収録・第3作めの「盛春少年」は、複雑な家庭に育った高校生・裕太が、親の再婚相手の娘・みのると入学式で再会する物語です。親はすぐに別れて、ふたりが暮らしたのは実質1年間。

裕太に会いたくて、こっそり同じ学校に入ったみのると、「みのるには会いたくなかった」という裕太。その理由とは・・・

 

作品名:「Say,good-bye」

作者:中野純子

 

>>「Say,good-bye」無料試し読み

 

 Say,good-bye「盛春少年」のあらすじ

入学式で再会したみのると裕太


北海道にいたはずの岸みのるが高校の入学式にいて、岡崎裕太は驚いた。

父親に隠して同じ高校を受験したというみのるは「逢いたかった」と言うが、裕太は逆にみのるとは二度と会いたくなかった。

すでに、裕太は新しい女性とも出会い、関係をもっていた。

みのるのことを忘れて、心を切り替えてやり直すはずだったのにーーと悪夢を見ているような気分になる。

卓球部に入る裕太、みのるはマネージャーに

かわいらしいみのるが人目を気にせずにベタベタするせいでクラスから浮いてしまい、孤立してしまう裕太。

卓球部の部長・安田が声をかけてきて入部するが、安田の目当てはみのるがマネージャーとして入ってくれることだった。

裕太がいるなら、という条件で卓球部のマネージャーになったみのる。

他の人は愛さないという約束

再婚した両親がたった1年で結婚を解消することになる少し前に、みのると裕太は「お互いに一生他の人は愛さない」という約束を交わしていた。

父親の再婚で傷ついていたみのるは裕太に依存するようになり、裕太は「ぼくは一生きみひとりだけを愛する」と約束してしまった。

みのるは、今でもあのときの約束が生きていると信じていた。

裕太はとっくに新しい女性がいて裏切っていたが、みのるを傷つけたくないので隠し、前と同じように振る舞う。

血の繋がった兄妹だったふたり

合宿で起きたある事件のせいで、ふたりはただの義理の兄妹だったわけではなく、父親が同じ血の繋がった異母兄妹だと周りに知られてしまう。

『あの約束』はそれを知る前に交わしていたが、みのると裕太が離れ離れになる直前、そのことを知ってしまった。

それでもみのるは裕太に約束してね、と願って泣き、裕太はみのるの心を守るために誓う。

「わたしが裕ちゃんを好きで、裕ちゃんがわたしを好きならそれでいい」

幼いころの誓いのままに、ずっと好きでいてほしいというみのる。

「盛春少年」の結末


裕太はみのるに、理子の存在をずっと隠していたが、母親の経営している店で理子と一緒に過ごしていた現場を見られて『あの約束』を破り、みのるを裏切っていたことを知られてしまう。

理子はみのるを呼び出して「裕太はみのるを裏切ってはいない」と話し、心だけで一生結ばれることは素敵だけれども、大人になったらどうすれば一番いいのかわかるはずだと諭す。

裕太はみのるに選択肢を与え、みのるは裕太との愛を成就させたいと願うが・・・

※ラストはあなた自身で読んでみてくださいね!

「盛春少年」の感想


親同士の再婚により、義理の兄妹だと思っていたはずが、血のつながりのある禁忌の関係。そのことに気づいたときには、すっかりお互いを好きになっていたわけで、みのるは裕太との約束だけを胸に生きてきました。

裕太も似たようなものでしたがみのるを忘れてしまおうとしていて、父性愛のような「守りたい・傷つけたくない」という強い気持ちと、一度理性が飛んだら抑えられない激情があって我慢し続けていました。

「我慢するのはもう嫌だ」と、みのるの気持ちに応えようとした裕太でしたが、結局は常識を捨て去ろうとしても捨てきれなかったために「他人」になることを選びます。

お互いのことが好きで愛し合っているのに、別れなければならない二人というのはすごく切ないものです。

学校で見つめ合っても、もはや言葉を交わそうとすらしないふたりの姿が、どうしようもないやるせなさに満ちていました。

 

>>「Say,good-bye」続きを読む

 
※「盛春少年」は短編集「Say,good-bye」に収録されています。

 

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yodaka.hateblo.jp

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