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宇宙を駆けるよだかのネタバレ結末ブログ

ブスと美人の入れ替わり漫画「宇宙を駆けるよだか」のあらすじ、ネタバレ、感想、無料試し読みを紹介

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大衆便所と呼ばれた道子「親なるもの 断崖」ネタバレ結末 第三話

「親なるもの 断崖」ネタバレ結末

幕西遊郭で、人気女郎になる梅、そして姫君のような気品をもった芸妓になった武子。

しかしその陰で、醜女として何者にもなれない道子は梅に嫉妬し、「女郎になりたい!」とうらやましがるようになります。

「女郎なんかいいもんじゃねえ」とたしなめる梅でしたが、道子はとうとう「女郎のタコ部屋」という最底辺の山羊楼へ自ら望んで行き、やがて「大衆便所」と呼ばれる女郎への道を歩きはじめます。

 

作品名:親なるもの 断崖

作者:曽根富美子

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なお、これから初めて読む方は『特装版「親なるもの 断崖」』がおすすめです。著者の他読み切り作品(本編とは関係ない内容)が収録されています。

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「親なるもの 断崖」第三話 あらすじとネタバレ

梅に嫉妬する道子

道子と梅は同い年で、それぞれ14歳になっていた。

「お梅ちゃんとおらの立場、とりかえっこしてくれるか?」

と冗談まじりに言う道子だったが、それは本音だった。

醜いからと女郎にさえなれず、下働きをさせられる生活に、道子は飽いていた。

「おらは女郎になりてえ!
きれいなべべ着て男とりてえ!」

「女郎なんか、なンもいいことねえ!!」

富士楼ナンバーワンとなった梅の華やかさに、道子は憧れて女郎になりたいと必死で願うが、梅にとっては生き地獄にしか過ぎない。

女郎になりたがる道子

道子は泣いて、梅から女将さんに頼んでくれと言うが、気が進まない。

そのことを女将に相談するが、「あんな不器量な女を女郎にしたらら、うちの名が汚れる」と一蹴された。

だが、梅は道子の切ない気持ちを知っていた。

女に生まれたからには、女の喜びを知りたい。

自分のように醜い女は、女郎にでもならなければ一生男に相手にされないから、と道子は思い込んでいたのだ。

女将は道子の出血を知っていたが、あれは月のものではなく病気のせいで、道子はどうせ長く生きられないと告げる。

武子の贈り物

輝くような芸妓・九条になった武子は、久しぶりに梅を見つけて自分の部屋に呼んだ。

一緒に青森からやってきた仲で、本当の妹のように思っている、という武子。

梅がいつか、好きな男ができたら必ず力になるから相談しなさい、と言って美しい着物を贈り物として与える。

武子は梅にだけ「いつかあの女将から奪い取ってやる」と、その本心を見せた。

足抜けを疑われた梅

普通の娘姿で、芸者小屋から富士楼への帰り道、青空が見たくてつい遠出してしまった梅は、「足抜けか」と疑われて、折檻されてしまう。

傷だらけになった梅を、直吉が手当してくれた。

同じ頃、幕西遊郭で女郎の一人が病にかかり、そのまま亡くなって桶に放り込まれた。

サチコという名のその女郎の遺体は、一晩中放って置かれたという。

梅はその話を聞いて「おらたちは何なんだ? 牛か?馬か?それ以下だべ」と、遊郭で生きる女たちは人間以下の扱いを受けているのだと嘆く。

25円で山羊楼に売られた道子

先輩女郎から道子が山羊楼に売られたと聞き、直吉に本当なのか確かめる梅。

山羊楼と言えば、あばら小屋でゴザを引いた場所で、最底辺の「女郎のタコ部屋」といわれるほどのひどい場所だった。

それにたった25円だなんて・・・

「道子が自分で望んだことだ。
おら、女郎になりてえ、って」

富士楼よりもさらにひどい、本物の生き地獄へ自ら去っていった道子。

道子は、梅が武子からもらった着物も盗んで黙って行ってしまった。

「道子、おまえなら喜んであげたべさ」

梅に何も言わずに黙っていなくなった道子を思い、梅は泣き続けた。

そして、のちに「大衆便所」と呼ばれるようになる、醜女の女郎が山羊楼で誕生したのだった。

「親なるもの 断崖」第三話の感想

見た目の華やかさだけに憧れ、女としての自分を何とかして一花咲かせたいという道子は、本来苦しいだけの女郎の仕事に自分から飛び込みます。

梅は当然ながら、その過酷さを知っていましたから止めますが、富士楼で一番の人気女郎となっていた梅から言われても、ますます意固地になるだけで道子は結局、だまって自分を売ってもらうように頼んだのです。

醜く生まれついてしまった女の、執念のような思い。女郎にさえなれなかった、という思いは道子にとってプライドをズタズタにされる出来事だったのかもしれません。

幼いころから両親にも「この役立たず!」と罵られてきたために、自分は必要ない存在だと感じていたんでしょうね。

たとえ女郎になったとしても、最低最悪の労働条件で、とても梅のようにはなれません。それでも道子は、やっと願っていた女郎になれて喜びに満ちていました。

「やっと、自分の存在価値が見つけられた」とでもいうように、誰かから必要とされることがきっと、道子にとって大切なことだったのでしょう。

どろどろの苦界の中で、道子は自分の幸せを見つけられるのか・・・次回へつづきます。

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第四話のネタバレ

yodaka.hateblo

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