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宇宙を駆けるよだかのネタバレ結末ブログ

ブスと美人の入れ替わり漫画「宇宙を駆けるよだか」のあらすじ、ネタバレ、感想、無料試し読みを紹介

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ひめゆりの歌が聞こえる第4話「子供のためなら ヨイトマケの唄より」ネタバレ

戦争によって踏みにじられた女性たちを描いた、安武わたる先生の漫画集「ひめゆりの歌が聞こえる~女の戦争哀史~」。

最後の物語となる第4話「子供のためなら〜ヨイトマケの唄より」は、戦後のお話となります。戦災で親も家も失い、兵隊になっていた夫は体を壊してすぐに亡くなってしまい、未亡人になった女性のお話。

3歳になる娘を養うために、彼女が取った道とは・・・?

 

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第4話「子供のためなら ヨイトマケの唄より」のネタバレ

未亡人が子供を養うためにしている仕事


7年前、戦争がやっと終わったあと、親も財産もなくし、さらには戦地から戻った夫は戦争のせいで体が弱って亡くなる。

下村トモ代には、当時3つになる娘の淳子がおり、幼い娘を抱えて未亡人がなんのつてもなく生きていくためには、どんなことでもするしかなかった。

雑用のような仕事をし、やっと食事処「ぽん太」で店員として雇ってもらったが、おかみさんがある日こう言った。

「トモ代、お客があんたにどうしても・・・って。助けておくれよ、あんただって、うちにずっと勤めていたいだろう?」

行く宛のないトモ代には、断るという選択肢はない。

おかみさんは、払いのいい常連客を逃したくないし、トモ代だって娘を飢えさせたくない。

自分が、我慢さえすればいいんだ、とトモ代は「もうひとつの仕事」を引き受けた。

ヨイトマケに憧れる娘


一方、娘の淳子は母親のしていることを知っていた。そして、そのことで学校の連中から激しいいじめを受けており、そのことは母親には教えなかった。

派手な着物を着た「ケバケバお化け」と級友たちから馬鹿にされる母親。参観日では、恥ずかしくて仕方なかった。

淳子は無口な少女に育ち、夜遅くまで働いて帰ってくる母親の面倒を見たり、自分の食事の支度もできるしっかりものになった。

「いいな・・・」

そんな淳子がうらやましい、と思うのはヨイトマケで働く女たちだった。泥まみれになりながら、力仕事で汗を流し、日に焼けて真っ黒で女性らしさとは程遠い。

だが、まっとうな仕事で汗をかく母親が子供に見せる笑顔は、淳子の目にはまぶしく映っていた。

客の口車に乗せられたトモ代

トモ代は客のひとり、不動産屋をしている渡辺に「ぽん太を辞めて、俺の世話になれよ」と誘われていた。トモ代は彼に惚れているわけではなかったが、娘と自分を養ってくれる男なら誰でも大歓迎だった。

「淳子にも、これでやっと楽をさせてやれる」

一軒家ももたせてくれる、という渡辺に精一杯色目をつかうトモ代だったが、ある日渡辺の妻がやってきて修羅場になる。

「あんたなによこの女は!店の金まで持ち出して!!」

娘のいじめを初めて知る


トモ代の騒ぎはご近所中に知れ渡っており、淳子はますます肩身が狭く、いじめられていた。

男の子たちに囲まれ、服を脱がされていた娘を見つけて「うちの娘に何している!」と逆上したトモ代は刃物をふりまわす。

「大丈夫かい?変なことされなかったかい?」

淳子はだが、母に感謝するどころか、醒めた口調で答える。

「へんなことって何? おじさんが母ちゃんにしてるようなこと?」

泣きながら、淳子は母のしていることは近所のみんなが知っており、どうやって金を稼いでるのかもわかっていて、みんなからずっと馬鹿にされていじめられてきたのだ、とトモ代に告げた。

「母ちゃん、あんたのために・・・」

その言葉が引き金となって、淳子は暴れだし走って道路に飛び出して車にひかれてしまう。

自分がいかに馬鹿な母親だったのか、と思い知ったトモ代は、身なりの良い夫婦に「どうかあの娘をもらってやってください」と頼み・・・

第4話の感想


戦後、頼れるものもなく娘を抱えて未亡人が生き抜くには大変だった時代に、トモ代は致し方なく他人から後ろ指を指されるような生き方しかできませんでした。

「娘のためにやっていること」と言い訳しながらも、そのことが娘の心を大きく傷つけていたのに気付かず、どうしようもなくなって娘が爆発するまで仕事を続けます。

自分では、娘を不幸にしてしまうと気づいたトモ代は、生き方を改めて幼い娘があこがれていた「ヨイトマケ」に転身。

「娘はあたしの生きがい」だと、必死に稼ぎ続けました。

大昔はシングルマザー向けの母子手当などもなかったでしょうし、さらに女性の社会進出なんてまだまだでしたから働いて子供を養うのは困難だったと思います。トモ代のしたことを馬鹿にはできません。

ラストはハッピーエンドで、母というものの有り難さを感じました。

 

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