読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

宇宙を駆けるよだかのネタバレ結末ブログ

ブスと美人の入れ替わり漫画「宇宙を駆けるよだか」のあらすじ、ネタバレ、感想、無料試し読みを紹介

スポンサーリンク

ひめゆりの歌が聞こえる 漫画第3話「兵隊女房」ネタバレ結末

太平洋戦争のさなか、南洋で戦闘を繰り広げていた日本。そこに家族の借金を返済するために、「特殊看護婦」として送り込まれたひとりの少女がいました。

安武わたる先生の漫画「ひめゆりの歌が聞こえる~女の戦争哀史~」第3話「兵隊女房」のあらすじや感想をご案内します。

 

 >>「ひめゆりの歌が聞こえる」無料試し読み

 

※まんが王国先行配信につき、最速で読めます。

 

 第3話「兵隊女房」のネタバレ

前借金のカタに南洋へ売られた少女


昭和17年、まだ16歳だった富塚小枝子は日本から遠く離れた南洋のトラック諸島へ「特殊看護婦」という名目で送り込まれた。

それは事実上、軍を相手にする「兵隊女房」と呼ばれる存在であった。

戦地につくまで、そんな仕事だとは知らなかった小枝子は女衒のもとから逃げ出そうとするが、海に囲まれた小島で逃げようにも逃げられない。

「逃げるんなら前借金の千円、返してもらおうかい!」

当時、千円は大金だった。旧家の出である小枝子だったが、父が食いつぶして結核にかかった兄を病院に入れるため、母が小枝子に「お願いです小枝子。南洋まで行っておくれ」と前借金のカタに売られたのだ。

いつも兄に夢中で、自分に冷淡だった母が初めて頼ってくれたーーそれが嬉しくて快諾した小枝子だったが、まさかこんな店で働かされるとは夢にも思っていなかった。

少佐に目をつけられ売れっ子になる小枝子


小枝子の品のある初々しさが気に入って「日本の楚々とした花が一番だ」と藤川少佐に「白菊」と源氏名をつけられた小枝子は、将校専用の「兵隊女房」として人気になる。

だが、藤川少佐は嫉妬深く暴力的な男だった。

下級兵士である須田一等兵は小枝子の護衛を命じられ、気さくで優しい彼に小枝子が心を許すのを見て、藤川少佐は「将校の女が一兵卒とイチャつきおって!」と怒り、小枝子に暴力をふるった。

逆らわずにおとなしく言うことをきいていれば、かわいがってやる、と。

そして須田一等兵も制裁を受け、転属させられてしまう。

それを聞いて泣く小枝子に、須田は「わしの妹が同じように『泣きみそ』での」と、故郷の言葉で泣き虫なんだ、と話し涙をぬぐう。

藤川少佐はふたりの様子を見てさらに激怒し、逆らって怪我をさせてしまった小枝子は「一番ひどいところへ送ってやる!」と、ひどい戦地へ流されてしまった。

最底辺の生き地獄に落ちる


前のところもひどかったが、送り込まれたその場所は生き地獄と言ってもいいほどひどい場所だった。

大量の下級兵士がいる、不衛生な環境でロクに食事を摂る暇もないほどに働かされる。

前線の兵士たちは気が荒く、小枝子のことをひとりの人間としてすら見ていなかった。

須田のことを思い出しながらも、もう生きては会えないだろう、とあきらめる小枝子。

その地獄に耐えながらも、ある日日本から来た手紙で兄が亡くなったことを知らされる。母は小枝子が戦地でどんな目にあわされるのかわかったうえで送り出したことが、使用人の手紙からわかった。もう帰ってきなさい、と。

絶望して銃弾の中に身をさらす小枝子


小枝子がこんなところまで来たのは、ひとえに家族のためだった。

決して愛してくれない母が、自分を初めて頼ってくれたから。病気の兄を助けるために仕方がないから。

何もかもが無駄だった、と知りどうせこんな汚れきった自分が日本へ帰っても仕方ないと、敵襲の銃弾の中へ自分から歩きだした。

だが、銃弾は小枝子を避けているかのように当たらない。

「小枝子!」

と、戦場の中で須田の声が響いて・・・

第3話の感想

旧家のお嬢様だった小枝子が、家が没落して母にそうとは知らされずに南洋へ売り飛ばされる、というかわいそうなお話。収録作はどれもかなり悲惨なお話ではあるのですが、一番明るい終わり方だったのはこのお話かなあと。

兵隊たちから無体を強いられる小枝子でしたが、爽やか系な須田一等兵に「人間として」扱われ、「わしが日本に帰してやる」と助けられたので本当に良かった。

漫画ではあるけれども、極限の状況にある戦地では女性は人間扱いされず、暴力で支配されてしまうのだとしみじみ感じます。今は平和だからこそ女性の人権も尊重されていますが、もしまたいつか戦争が起こったら・・・と想像すると怖いです。

戦争は、人間的な理性が簡単に吹き飛んでしまい、ありとあらゆる悲劇が起こる原因となるからです。

家族から裏切られ、利用されつくした小枝子でしたが、日本に帰って須田一等兵と幸せになっていたらいいな、と思えるエンドでした。

 

 >>「ひめゆりの歌が聞こえる」続きを読む

 

第四話のネタバレ

yodaka.hateblo.jp

スポンサーリンク